既卒の就職は日本を救う?


 近年、非常に就職が厳しくなっており、就職大氷河期とも呼ばれる時代がありました。現在、株価は13000円台となっており順調に経済は回復していますし、内定者数もパーセンテージとしては増えています。少しずつ、就活もしやすくなっている傾向にあるのが現状です。

 しかし、これまで氷河期の時代に就活をして、失敗をしてしまった既卒の人たちも大勢います。この問題に関して、厚生労働省は新たな取り組みを開始しました。3年以内既卒者(新卒扱い)採用拡大奨励金という制度を作り、卒業後三年以内の既卒者に関しては新卒扱いとし、その人を採用することにより奨励金が100万円支給されるという制度のことです。

 

 これは大変に重要な取り組みであり、素晴らしいものですが、上手くいくかは今度の推移を見てみなければ分かりません。すぐに100万円が支給されるわけではなく、正規雇用での雇入れから六ヶ月定着した場合にのみ支給される仕組みになっています。ただお金のために入社させ、使い捨てるようなことはさせません、という意味ですね。

 

 既卒者も含め、社会には人材が本当に不足している状態が続いているのですが、デフレ景気の影響が強く人的資本形成の失敗が長らく続いてきました。企業としても人を育てるだけの余力がなく、即戦力を求め続ける傾向がありました。

 

 この状態を打破するには既卒や、ニート、フリーターの人的資本形成が不可欠になりますので、これからの時代を引っ張っていく主役となる大なる可能性があります。