既卒者、プラスへの転嫁方法


 既卒者とは、学卒後様々な理由によって一度も就職することなく数年経った人のことをいいます。ですからニートの場合もあるでしょうし、アメリカの大学院入学目指してTOFELのスコア獲得のために、あるいは公務員や弁護士試験合格めざして勉強していたりとか様々です。ですから、もし仮にニートであったなら、ことさらにそれを表に出さずに就職活動することをお勧めします。就職しようと行動した時点で、あなたはニートとは決別したのですから、いまさら面倒くさい受け応えはできれば避けた方が賢明です。

 さて、理由はどうあれ一度も働いたことがない既卒者が就職するうえでより効果的な方法はなんでしょうか。学卒後一度も就職したことのない者が就職しようと動き出したとき、今までのもやもやが晴れ、パワー全開で挑むか、あるいはその逆で周囲の咎める声に仕方なく動き出したという者と、大きく分けて二通りが考えられます。

 

 採用側からすれば求職者のやる気とそのやる気が将来自分の会社の戦力に成り得るものか否かを、面接時の問答の内容、事前提出書類等から量る将来性・潜在能力等を加味して、プロの採用担当者としての経験と勘で瞬時に見極めます。ですから、先述した二通りのパターンでいえば、周囲に急かされて就職…というのでは腰が重い分、やる気にマイナスとなって一気に就職が難しくなってしまいます。

 

 また既卒者が面接で必ず出会う質問の一つに、「学校を卒業して今まで、なぜ働かなかったんですか?」と聞かれます。こうした場合は、例えば国家資格受験や留学等何かの目的がありそれに向かって突き進んでいたのなら正直にそれを述べます。そうでなくても、やはり同様な理由付で対応するのがやはりいいのではないかと個人的には思っています。例えば公務員上級受験を目指して勉強していましたが(実際は初級であっても、そもそも国家公務員試験の受験なんか考えていなくても)、私の能力不足で…しかしやるだけのことはやったと今ではすっきりした気持ちです。後は何の未練もなく、御社で働くことのみ考えて…云々…等と対応する、というのも一考かと思います。

 

 大切なのは“既卒”という負のイメージが強い状態を、あなたの気持ちの中で100%プラスに転化することです。別に嘘八百を言いなさいと言っているわけではありません。事実、就職しようと思い立ったこと自体がプラス思考であり、今のあなたはそのプラス志向の上に乗っかっているのですから。