出身校でも既卒者であれば過去の人


 就職活動をしたにもかかわらず内定がもらえず学校卒業後も就活を続けている人がいます。こうした人は既卒者といい、出身校としても既に過去の人です。仮に学生時代、就職担当の先生と懇意にしてしていたとしても、新卒者の採用は4月入社に向けて年間スケジュールが動いていますから、協力を得ることはなかなか難しいのが現状です。

 

 ですが、一番の強味はまだまだ若いということです。やる気が評価され、可能性が期待できる年代でもあります。

 就活してもなかなか採用の応えがもらえない既卒者でも、生活がありますから、アルバイトをして毎日の糧を得ています。これは俗にいうフリーターとは違います。正社員への就活を続けながら、その合間にするアルバイトですから、生活するためにフリーターという形を選んでいるのとは違います。つまり強いて選び、自分の勝手でアルバイトをしているわけではないのです。ですからフリーターも2年続けると正社員に就くことが難しくなる…といわれますが、それとは違います。アルバイトを通してビジネスマナーを学び、給料を得ているわけですから、親のすねかじり生活をしているよりずっとマシです。これが正社員化への足枷となる筈はありません。従って、既卒者の方はアルバイトをしながら就活してください。これも重要な社会人の仲間入り
をしているのです。

 

 学卒後1年経ち、その間アルバイトもせず就活のみ…というのでは、単に要領が悪いとか望みが高すぎるとか、能力がないとか、何かの欠陥があるのではないかと思われるのがオチで、他にプラス要因を見つけることができません。しかしアルバイトをしながらということであれば、始業・終業のルールの中で職場の人間関係にもまれながら一定の成果を挙げているとなれば、仮に1年間正社員が決まらなくても、その1年間にはそれなりの価値が出てきます。

 

 先述したように既卒者はもう出身校を頼りにできませんので、いっけん孤独の就職生活と思うかもしれませんが、決してそうではありません。職安のコンサルタントや、多くの民間の人材紹介会社もあります。既卒者それぞれのやり方次第で、いくらでも就職のためのサポートを受けることは可能なのです。